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・丸紅
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOTG289JT0Y5A120C2000000/
富士フィルムの決算発表が本日あった。内容は決して悪くはなく、好決算と評価するに値。しかし、なぜか株価は急落。前場の時点ではプラス圏で推移していたものの、結局マイ転。大引け後は「-18,739円」という散々たる結果に。
★本日得ることができた新たな教訓
一連の流れはこうだった。
1.後場(実際に決算が発表された午後2時の30分くらい前)から、株価の動きに変化が現れていた。それまでも当然のことながら上げ・下げを繰り返しながら値は動いていたのが、値幅は大きくはなく、通常の値動きといった感じ。だが、決算発表直前では下げ幅はそれほどではないものの、やや早い動きで下がり始めていた。これはなにか材料でも出たのか、と探してみたが見当たらず。時間をかけて四苦八苦していると時間が少し経ち、ようやく株探のページにて決算内容が掲載されているのを見つけることに。内容をざっと確認してみても、とても急落するような内容ではなく、むしろ好決算と解釈。その間も横目で株価の動向を追っていたが、どんどんと下降していく一方だった。「なぜ下がるのか?」といろいろと模索したところではじまらず、ひとまず冷静に。ここで感じたことといえば、それは一つに「コンセンサスを下回った」ということ。そしても一つは通期計画の「進歩率が73%で5年平均の79%を下回った」ということ。とはいえ、これだけでネガティブ評価に繋がるとはあまり思えない。
実際に株価が急落したことは事実なのだから、そこにはなんらかの原因があるはず
そこで自分なりに想像をしてみた
1.上述したとおり、単なる神経質な投資家の失望による下落
2.機関投資家からの圧力。すなわち、大量の空売り。
現時点は機関投資家による空売りがどれくらい入っているのか、松井証券のアプリから確認してみた。やはり本日「大口の空売り」が結構はいっていて、売り全体の中では約49%を占めていた。(個人信用売りは2.1%、返済売りが3.7%と「大口の空売りとは比ではない」。なので、これが正しい認識なら近い内に「大口の買い戻し」あるいは、ふいな上昇による「踏み上げ・ショートカバー」が起こると考えられる。
いずれにしても、決算内容が公になる前で既に決算内容をいち早く入手・確認した人間が何人かいると推測できる(どのような手段を用いて入手したのかはわからないが)。また、そうだとしたら今後は株を保有した状態で決算内容を確認できてから「売却するかしないかの判断」は難しくなるのは明白。それと同時に、仮に決算内容に素早く目を通して業績などを判断したところで本日のように「決算内は真逆」の方向に値が動くようでは手の打ちようがない。あるわけがない。
結論的には、決算内容を見極めてからトレードの方向性を瞬時に見極めるのは「完全不可能」と考える。やはり、決算跨ぎは一種の「賭け」に過ぎないし、やるものではない。